令和元年第3回定例会(本会議)一般質問(9月25日)

2022.05.18


 
1.新千歳空港の運用対策について
2.令和5年度全国高等学校総合体育大会について
3.栄養教諭の定数改善について
4.新千歳空港の警備について

 
1.新千歳空港の運用対策について
(梅尾議員)
通告に従いまして、順次、質問をしてまいります。
まず、新千歳空港の24時間運用対策について伺います。
道内7空港の運営の一括民間委託により、新千歳空港を含む道内7空港は、北海道空港株式会社を代表企業とした北海道エアポートグループが優先交渉権者となりました。
また、新千歳空港では、今般、1時間当たりの発着枠が50枠に拡大され、今後ますます発展していくことが予想されます。
新千歳空港は、深夜・早朝便の運航が可能な24時間運用空港であり、それは、空港周辺地域に住む地域の皆さんの御理解と御協力があって成り立っております。
平成27年には、住民の皆さんと道や千歳市、苫小牧市が合意をし、午後10時から翌朝7時までの時間帯の航空機の離着陸について、それまで1日6回だったものが30回へと拡大をされました。
その結果、現在では、羽田線やソウル線など、1日最大で16便の深夜・早朝便が運航されるようになっており、例えば、羽田空港の乗り継ぎを活用した国内外の他の地域との時間的な距離が大幅に縮まるなど、深夜・早朝時間帯の発着枠が、北海道の今後の発展に大きな効果と可能性をもたらしていくものと私は考えるわけであります。
その一方で、地域住民は、深夜、早朝といった、人が最も静かに過ごしたい時間帯に航空機騒音を受けることになり、その影響を最小限に抑えることは道の責務と考えます。
そこで、新千歳空港の24時間運用に係る住宅防音対策について、知事の認識、そして、今後の対応についてお伺いをいたします。
まず、24時間運用対策に係るSPCのかかわりについてであります。
私は、新千歳空港の24時間運用に係る対策については、道、千歳市及び苫小牧市が責任を持って、民間委託後も引き続き主体的に行う必要があると考えます。
一方で、空港は、地域と共生して発展していくことが重要であり、今回の民間委託に当たっても、地域との共生に関する事業、事務は運営事業者が行うとなっております。
こうしたことから、北海道エアポートグループにも、道が実施している24時間運用対策への協力を仰ぐべきと考えますが、見解を伺います。
次に、今後の住宅防音対策についてお伺いをいたします。
新千歳空港の24時間運用は、深夜・早朝便に係る航空機騒音の影響を最も受ける地域住民の理解と協力があって成り立つものであり、地域住民の意見をよく聞いて対応することが何よりも重要と考えます。
8月に開催された地域協議会でも、地域の代表の皆さんから、住宅防音工事をこれまで以上に進めるべきといった要望が強く出されました。
私は、今回の民間委託を契機として、住宅防音工事を一日でも早く進めること、例えば、年間工事目標の200件の上積みの検討などを再度しっかりと行うことが必要と考えますが、見解をお伺いいたします。
 
2.令和5年度全国高等学校総合体育大会について
(梅尾議員)
次に、令和5年度全国高等学校総合体育大会についてであります。
いわゆるインターハイでありますが、本道においては、昭和62年以来、実に36年ぶりに開催されることが決定されました。
前回大会では、札幌市を初め、25市町村を会場として開催され、スポーツの技能向上や心身の健全な生徒を育成する場として大きな教育効果を上げるとともに、地域のスポーツの推進に大きく寄与したと認識をしております。
このような全国の高校生が集うスポーツの祭典がここ北海道で開催されることは、極めて意義深いものであり、選手はもちろんのこと、大会を支える高校生にとっても活躍できる場となり、地域の活性化にもつながる大きなイベントとして期待されるところであります。
令和5年度のインターハイを、選手や観客、大会関係者など、来道する全ての人たちに感動を与えられるような大会とするため、大変な準備が必要であると思いますが、大会の開催に向けたスケジュールやコンセプトについてお伺いをしたいと思います。
 
3.栄養教諭の定数改善について
(梅尾議員)
次に、栄養教諭の定数改善についてであります。
現在の栄養教諭の配置基準では、例えば、9000人の児童生徒を擁する市が1施設で9000食の調理を行う場合、3人の栄養教諭の配置となりますが、4000人の児童生徒を擁する市が2施設で各2000食の調理を行う場合、1施設当たり2人、計4人が配置されるなど、条件によって、栄養教諭の1人当たりの児童生徒数に大きな不均衡が生じているほか、アレルギー対応が必要な児童生徒数や担当学校の増加などにより、栄養教諭の業務負担が増大しているため、食に関する指導の一層の充実に向けた栄養教諭の配置定数の改善が必要と考えますが、教育長の御所見をお伺いしたいと思います。
特に、広域に分散する学校を担当する場合や大規模な共同調理場においては栄養教諭が不足していることから、配置基準を見直すとともに、それまでの間、加配措置の拡充に十分な財源確保が必要と考えますが、教育長のお考えをお伺いしたいと思います。
 
4.新千歳空港の警備について
(梅尾議員)
最後に、新千歳空港の警備について伺います。
昨年、新千歳空港の乗降客数は、過去最高の2331万人を記録し、近年、大幅な伸びを続けております。中でも、国際線需要の増加が顕著であり、今後、さらなる増加が想定されることから、先月、増加する外国人観光客を受け入れるため、新千歳空港の国際線の出発ロビーなどが拡充されたことは御承知のとおりであります。
来年には東京オリンピック・パラリンピックを控えており、札幌市が冬季オリンピックの招致を表明するなど、今後も北海道を訪れる外国人観光客の増加が期待されるところであります。
現在、新千歳空港では、ホテルの建設や周辺施設の整備などが進められておりますが、空港施設の充実とともに重要となるのが、新千歳空港を利用する観光客等の安全確保であります。
海外では、過去に空港が標的となるテロも発生しており、G20観光大臣会合やオリンピックなどの国際イベントを控え、新千歳空港の警備は極めて重要と考えます。
新千歳空港の拡充や観光客の増加などにしっかりと対応していくため、情勢に応じ、的確に空港の警備を行う必要があり、現在、派出所しかない空港に、全国の主要空港に設置されている空港警察署の新設や、空港の警備体制の充実などについて検討する時期に来ているものと考えるわけであります。
空港施設の充実と空港利用者の安全確保については、バランスよく進められていく必要がありますが、北海道を訪れる観光客等を初め、空港利用者の安全を確保するため、新千歳空港の警備体制の強化についてどのように考えているのか、警察本部長の所見を伺います。(発言する者あり)
以上をもちまして私の質問を終わります。
 
(鈴木知事)
梅尾議員の質問にお答えをいたします。
最初に、新千歳空港の運用対策に関し、今後の住宅防音対策についてでありますが、このたびの住宅防音対策は、深夜、早朝の時間帯における航空機騒音の影響を受ける地域住民の皆様の御負担を可能な限り軽減するために実施しているものであり、今後も、道、千歳市及び苫小牧市が連携をして確実に実施してまいります。
また、新千歳空港は、来年1月から、民間委託により新たな事業者が運営することから、今後は、空港運営事業者とも連携をし、住宅防音対策を初めとした24時間運用対策を進めていく必要があるものと認識しております。
道といたしましては、新千歳空港の24時間運用については、地域住民の皆様の御理解と御協力が何よりも重要と考えており、今後も、地域住民の皆様の思いを受けとめ、必要に応じて事業計画や実施方法の見直しを行うなど、住宅防音対策等に着実に対応してまいる考えであります。
なお、その他の御質問につきましては、担当の部長から答弁をさせていただきます。
以上でございます。
 
(総合政策部長兼交通企画監)
新千歳空港における24時間運用対策についてでございますが、新千歳空港におけます24時間運用は、深夜、早朝に運航する国際航空貨物便やLCCなどの誘致を図り、空港の国際拠点空港化を目指す上で、重要な機能と考えてございます。
道では、民間委託後の空港運営事業者に対しまして、地域住民の皆様との協議の場である地域協議会への参加や住宅防音対策への協力を求めており、千歳市及び苫小牧市と連携をしながら、24時間運用対策にしっかりと取り組んでまいる考えでございます。
以上でございます。
 
(教育長)
梅尾議員の御質問にお答えいたします。
初めに、全国高等学校総合体育大会、いわゆるインターハイについてでありますが、インターハイは、高校生に広くスポーツの機会を与え、技能の向上と生徒相互の親睦を深めることを目的として開催される高校生スポーツの祭典であり、全国高等学校体育連盟会長から道教委に対して、令和5年度大会の北海道開催について依頼を受けたものであります。
先日、高体連本部におきまして、北海道での開催が正式に決定されたところであり、北海道大会においては、総合開会式と29競技を実施し、選手、監督、コーチを合わせて約3万8000人が参加する予定でございます。
現在、各市町村教育委員会に対し、競技会場地の公募をしているところであり、今後は、令和2年度に準備委員会、令和3年度に実行委員会を設置することとしており、高校生が輝き、全ての人たちの記憶に残る大会となるよう、オール北海道で準備を進めてまいります。
次に、栄養教諭の配置についてでありますが、道教委では、学校給食の実施形態や児童生徒数に応じ、国の定数配置基準を踏まえて栄養教諭を配置するほか、特に、家庭や地域と連携した食に関する指導の改善など、先進的な取り組みを行う学校に加配措置を行っております。
近年、食物アレルギーの対応や地場産物の活用、小中学校における専門性を生かした指導など、栄養教諭の業務が多様になっていることから、道教委といたしましては、子どもたちの健全な食生活が実現できるよう、きめ細かな指導助言に努めるとともに、国に対して、来月にも、広域分散型の地域特性を有する本道の実情を伝えるなど、栄養教諭の定数改善や加配の拡充について強く要望してまいります。
以上でございます。
 
(警察本部長)
梅尾議員の御質問にお答えをいたします。
新千歳空港の警備についてでありますが、来月開催されるG20観光大臣会合を初め、東京オリンピック・パラリンピック競技大会等の国際的なイベントを控え、空港施設や空港利用者の安全を確保することは極めて重要であると認識しております。
道警察では、これまで、新千歳空港における不法事案の発生は、本道の治安や道民生活に著しい影響を及ぼしかねないことから、テロ等の発生を未然に防止するため、関係機関と緊密な連携を図りながら、警戒警備を強化してきたところであります。
道警察といたしましては、引き続き、テロ情勢のほか、施設の拡充や利用客数の増加などを踏まえた警備体制を確立するなど、警戒警備の万全を期してまいります。
以上でございます。