平成26年度北部方面隊災害対処指揮所訓練

2015.01.20


日 程 平成27年1月20日(火)~21日(水)
視察地 札幌市中央区 陸上自衛隊札幌駐屯地
内 容 1月20日、21日の2日間、北部方面隊の主催により、「平成26年度北部方面隊災害対処指揮所訓練」が札幌、東千歳ほか道内各駐屯地及び十勝、釧路、根室振興局において実施されました。
私は、21日(水)に札幌駐屯地におかれた統裁部において訓練を視察いたしました。
この訓練は、北部方面隊が独自に開発した「災害対処訓練統裁支援システム(略称UMCE)」を使用して、関係機関等相互の連携の強化を図るために行う実際的シミュレーション訓練であり、実働部隊の運用を伴わない図上訓練であります。
訓練には、陸上自衛隊北部方面隊の各部隊等と海上自衛隊、航空自衛隊のほか、関係外部機関として北海道や北海道警察、電気通信事業者などの行政・公共機関及びセイコーマート合わせて18機関が参加しました。
1月20日(火)午前5時、北海道南岸沖(襟裳―十勝―根室沖)を震源とした巨大地震が発生し、日高~根室に震度6弱以上の地震と、太平洋沿岸部に10m以上の津波が発生したとの想定で、UMCEから付与される被災関連情報や被災地からの要請等に対して、各関係機関が連携していかに的確に円滑に活動を遂行できるかの調整と確認が繰り返し行われました。
今年8月下旬には、この指揮所訓練を土台とした実動訓練が行われる予定であり、北海道が関係機関としてより良い連携と支援を行えるよう、有意義な提案を積極的に行ってまいりたいと思います。