令和2年6月15日北方領土対策特別委員会
2022.05.18
○梅尾委員
私から1点、御質問をさせていただきたいと思います。御承知のように、先日ある報道機関の新聞で出ましたが、ロシアのプーチン大統領は、12日の「ロシアの日」に併せてモスクワで演説し、「北方領土はロシアの領土だ。」と改めて表明された旨の記事が出ました。私は、この記事を見て、目標を見失ったような、本当に闇の中に入っていくような思いで、この記事を読ませていただいたわけであります。
ただいま、今年度の事業計画等の報告や今後の推進計画についてお話がありましたが、こういった計画も、「本当にこの一言で、どうなっていくんだ。」という思いで今もいっぱいでありまして、歴史的な領土返還運動をはじめ、元島民の方々の心情、感情を考えるときに、この発言に対し、国や北海道は、どういった認識を持って今後の運動展開に結びつけようとしているのか、現時点で持たれている情報やその認識について、本日はお聞かせいただきたいと思うところであります。よろしくお願いします。
ただいま、今年度の事業計画等の報告や今後の推進計画についてお話がありましたが、こういった計画も、「本当にこの一言で、どうなっていくんだ。」という思いで今もいっぱいでありまして、歴史的な領土返還運動をはじめ、元島民の方々の心情、感情を考えるときに、この発言に対し、国や北海道は、どういった認識を持って今後の運動展開に結びつけようとしているのか、現時点で持たれている情報やその認識について、本日はお聞かせいただきたいと思うところであります。よろしくお願いします。
○小岩副委員長
北方領土対策本部長平野正明君。
○平野北方領土対策本部長
プーチン大統領の発言についてでございますが、この発言の内容に対しましては、現在、国に確認中でございます。いずれにいたしましても、道といたしましては、北方領土は我が国固有の領土でありまして、政府の「北方四島の帰属の問題を解決して平和条約を締結する。」との基本方針のもと、外交交渉が進展していくことを期待しているところでございます。
今後とも道民全体の悲願でございます、一日も早い北方領土の返還に向けまして、地元自治体や関係団体と連携し、あらゆる機会を捉えて国に対する要請活動を行うとともに、外交交渉を支える世論喚起に向けた幅広い啓発活動、また、ただいま申し上げました今後の事業につきましても、できるだけ対策を行いながら進めていくということなどを通じまして、最大限の取組を進めてまいる認識でございます。
○梅尾委員 ぜひとも、国に対しても強力な、やはり北海道の元島民の思いを大きく、しっかりと伝えていただきたいと思いますし、平和条約締結に向けても、こういったこと、大統領がはっきり物を申すということは非常に影響が大きいようにも感じます。このことについても十分、国との協議を行っていただいて、ぜひともこういった会見が、今後の議論やこの北方領土問題の返還に影響を及ぼさないような外交交渉を重ねていただくことを切にお願いをして、質問を終わりたいと思います。どうぞよろしくお願いします。
今後とも道民全体の悲願でございます、一日も早い北方領土の返還に向けまして、地元自治体や関係団体と連携し、あらゆる機会を捉えて国に対する要請活動を行うとともに、外交交渉を支える世論喚起に向けた幅広い啓発活動、また、ただいま申し上げました今後の事業につきましても、できるだけ対策を行いながら進めていくということなどを通じまして、最大限の取組を進めてまいる認識でございます。
○梅尾委員 ぜひとも、国に対しても強力な、やはり北海道の元島民の思いを大きく、しっかりと伝えていただきたいと思いますし、平和条約締結に向けても、こういったこと、大統領がはっきり物を申すということは非常に影響が大きいようにも感じます。このことについても十分、国との協議を行っていただいて、ぜひともこういった会見が、今後の議論やこの北方領土問題の返還に影響を及ぼさないような外交交渉を重ねていただくことを切にお願いをして、質問を終わりたいと思います。どうぞよろしくお願いします。