平成23年特別委員会 食と観光対策特別委員会
2011.11.02
平成23年特別委員会
食と観光対策特別委員会
① 第5回食と観光対策特別委員会
② 第9回食と観光対策特別委員会
① 第5回食と観光対策特別委員会
② 第9回食と観光対策特別委員会
平成23年第5回食と観光対策特別委員会
○梅尾要一委員
私から3点にわたって質問をさせていただきたいと思います。
まず、放射性のセシウムに汚染された牛肉が発覚されて以来、3週間以上にわたって、休日を返上されて、 この問題に当たっていらしゃる道担当部局の皆さんに、心からまずは、感謝申し上げたいし、 その御努力に対して敬意をあらわしたいというふうに思います。本当にありがとうございます。
それでは、感謝を申し上げてですね、まずは1点目、この放射性物質が検出された稲わらを給与された牛肉について、7月の12日に千歳市で汚染された牛肉、 約6.6キログラムが販売されたというセンセーショナルな道の記者会見がありまして、 市内では大変な大ごとになった状況で、御承知のように全国版でマスコミにも連日取り上げられましたし、 勇気を持って私のところだったというお店の店主、この方の思いというのも、ごらんになったと思いますけれども、 連日のように報道されて、非常に市内、手を挙げていただいたことで、ほかの焼肉店を含めた皆さんが非常に助かったと、 風評被害に大きく広がらず助かったということで、逆に市民を挙げて、その焼肉店を何とか風評被害から守ろうということで、今、一生懸命 応援をしているというような状況であります。
そこで質問させていただきたいんですが、この一報が入ったのが前日の6時過ぎに東京都から北海道に連絡があったと、 そして、保健所が調べて、結果的には翌日の11時に記者会見が行われたわけでありますけれども、その間、事情はよく調べて公表しなければ だめだということは、 私はよくわかるんですが、地元自治体としては、このことを一切、記者会見と同時のような形で千歳市に一報が入ったということで、 記者の方々が市にどっと押し寄せて、そこで市が知ったような状況になったということなんです。
市のほうも驚いて、一時混乱してしまって、どう対応してよいかという状況になったことは、御承知のとおりで、千歳保健所並びに道 のほうにも、公表する前にできるだけ早いうちに、 そういった情報提供はしていただきたいという申し入れをしたことは、御承知のとおりであります。 私はこの初期の初動の体制というのを、いろんな事情が内容によってはあることはわかるんですが、地方自治体と地方自治体ですから、 情報が漏れる漏れないという話ではなくて、やはり市民の健康にかかわる被害を最小限に抑えるためには、 ぜひとも最初に東京都から入ったときに、まずは調べる前でも、こういう問題が起きてますよという一報は、やはり入れるべきではないかと。 そして後で、詳しく調べてその現状がわかったときにも、またお知らせしますというくらい丁寧に、 こういった原発事故があって非常に市民の関心が高い、ましてや、基準値の500ベクレルが基準になりますが、その約4倍に汚染された牛肉でありましたので、大変行政としても対応に苦慮したという状況にありますので、 そうするべきだったと、私はその初動に対してのまずさというか、体制というのはどうなっているんだろうかというふうに、今、思ったわけでして、その辺、ほかの自治体も以後、出ているわけですけれども、そういったき ちっとした連携体制もしかり、初動のあり方、これについてはどういうふうになっているのか、まずはお聞きしたいと思います。
私から3点にわたって質問をさせていただきたいと思います。
まず、放射性のセシウムに汚染された牛肉が発覚されて以来、3週間以上にわたって、休日を返上されて、 この問題に当たっていらしゃる道担当部局の皆さんに、心からまずは、感謝申し上げたいし、 その御努力に対して敬意をあらわしたいというふうに思います。本当にありがとうございます。
それでは、感謝を申し上げてですね、まずは1点目、この放射性物質が検出された稲わらを給与された牛肉について、7月の12日に千歳市で汚染された牛肉、 約6.6キログラムが販売されたというセンセーショナルな道の記者会見がありまして、 市内では大変な大ごとになった状況で、御承知のように全国版でマスコミにも連日取り上げられましたし、 勇気を持って私のところだったというお店の店主、この方の思いというのも、ごらんになったと思いますけれども、 連日のように報道されて、非常に市内、手を挙げていただいたことで、ほかの焼肉店を含めた皆さんが非常に助かったと、 風評被害に大きく広がらず助かったということで、逆に市民を挙げて、その焼肉店を何とか風評被害から守ろうということで、今、一生懸命 応援をしているというような状況であります。
そこで質問させていただきたいんですが、この一報が入ったのが前日の6時過ぎに東京都から北海道に連絡があったと、 そして、保健所が調べて、結果的には翌日の11時に記者会見が行われたわけでありますけれども、その間、事情はよく調べて公表しなければ だめだということは、 私はよくわかるんですが、地元自治体としては、このことを一切、記者会見と同時のような形で千歳市に一報が入ったということで、 記者の方々が市にどっと押し寄せて、そこで市が知ったような状況になったということなんです。
市のほうも驚いて、一時混乱してしまって、どう対応してよいかという状況になったことは、御承知のとおりで、千歳保健所並びに道 のほうにも、公表する前にできるだけ早いうちに、 そういった情報提供はしていただきたいという申し入れをしたことは、御承知のとおりであります。 私はこの初期の初動の体制というのを、いろんな事情が内容によってはあることはわかるんですが、地方自治体と地方自治体ですから、 情報が漏れる漏れないという話ではなくて、やはり市民の健康にかかわる被害を最小限に抑えるためには、 ぜひとも最初に東京都から入ったときに、まずは調べる前でも、こういう問題が起きてますよという一報は、やはり入れるべきではないかと。 そして後で、詳しく調べてその現状がわかったときにも、またお知らせしますというくらい丁寧に、 こういった原発事故があって非常に市民の関心が高い、ましてや、基準値の500ベクレルが基準になりますが、その約4倍に汚染された牛肉でありましたので、大変行政としても対応に苦慮したという状況にありますので、 そうするべきだったと、私はその初動に対してのまずさというか、体制というのはどうなっているんだろうかというふうに、今、思ったわけでして、その辺、ほかの自治体も以後、出ているわけですけれども、そういったき ちっとした連携体制もしかり、初動のあり方、これについてはどういうふうになっているのか、まずはお聞きしたいと思います。
○高橋健康安全局参事
市町村との連携についてでございますけれども、道では、本件につきまして、 7月11日18時30分に東京都から、食品衛生法の暫定規制値を超える放射性セシウムが検出された牛と同一の農場で飼育された牛の肉の一部が、 千歳市内の飲食店にも出荷されているという連絡を受けた後、所管してございます千歳保健所に連絡をし、当該飲食店の入荷量、 提供期間、メニュー等、提供状況につきまして、調査を行っていたところでございます。
調査結果を取りまとめた上で、その内容を千歳市内の飲食店として、翌12日11時に、公表したところでございます。
その際、千歳市にも公表内容について、連絡を行ったところでございまして、この取り扱いにつきましては、 情報を管理する上で、やむを得ないものと考えておりますけれども、千歳市に一報を入れた後では、 同市と逐次、情報交換を行っており、住民の不安解消に努めてきたところでございます。
市町村との連携についてでございますけれども、道では、本件につきまして、 7月11日18時30分に東京都から、食品衛生法の暫定規制値を超える放射性セシウムが検出された牛と同一の農場で飼育された牛の肉の一部が、 千歳市内の飲食店にも出荷されているという連絡を受けた後、所管してございます千歳保健所に連絡をし、当該飲食店の入荷量、 提供期間、メニュー等、提供状況につきまして、調査を行っていたところでございます。
調査結果を取りまとめた上で、その内容を千歳市内の飲食店として、翌12日11時に、公表したところでございます。
その際、千歳市にも公表内容について、連絡を行ったところでございまして、この取り扱いにつきましては、 情報を管理する上で、やむを得ないものと考えておりますけれども、千歳市に一報を入れた後では、 同市と逐次、情報交換を行っており、住民の不安解消に努めてきたところでございます。
○梅尾要一委員
今、質問したとおり、できるだけやはり初動の情報の提供の早さということが、市民の不安解決のために大事な準備にもなりますので、ぜひともそういった体制を整えていただけるように、お願いをしたいというふうに思います。
そのあと、2点目ですけれども、8月1日までここにありますように、健康相談22件ということになっておりまして、 こういった健康相談の件についても、地元関係自治体に対して、私は情報のフィードバックというのが必要でないかというふうに思いますし、自治体としてもそれを待っているだけでなくて、担当保健所に対して、その後の相談状況ですとか、 そういうものをお互いが、やはり調整を取り合って情報の共有をする中で、市民の不安解決のために努力をするべきだと私は思っております。
まず、その22件のどういった内容なのか、ここではわかりませんので、御報告をお願いしたいと思います。
今、質問したとおり、できるだけやはり初動の情報の提供の早さということが、市民の不安解決のために大事な準備にもなりますので、ぜひともそういった体制を整えていただけるように、お願いをしたいというふうに思います。
そのあと、2点目ですけれども、8月1日までここにありますように、健康相談22件ということになっておりまして、 こういった健康相談の件についても、地元関係自治体に対して、私は情報のフィードバックというのが必要でないかというふうに思いますし、自治体としてもそれを待っているだけでなくて、担当保健所に対して、その後の相談状況ですとか、 そういうものをお互いが、やはり調整を取り合って情報の共有をする中で、市民の不安解決のために努力をするべきだと私は思っております。
まず、その22件のどういった内容なのか、ここではわかりませんので、御報告をお願いしたいと思います。
○高橋健康安全局参事
相談内容についてでございますけれども、本年7月13日から8月1日までに当該牛肉に関連する事案といたしまして、 健康相談窓口で受けた相談件数は、合計で22件となってございます。 内訳は、本庁保健福祉部健康安全局で5件、千歳保健所で11件、滝川保健所で4件、釧路保健所で1件、中標津保健所で1件となってございます。
相談内容といたしましては、当該牛肉流通に関する事案の公表のあった地域や施設におきまして、 該当期間中に「焼き肉を食べたが大丈夫か。」ということや「牛肉を買って食べたが大丈夫か。」といった健康上の影響についてのものとなっているところでございます。
これらのうち、千歳市内の飲食店の事案に関連した相談件数は4件でございまして、いずれも千歳保健所で受け付けたものです。「報道された飲食店を利用したが大丈夫か。」という内容であったものでございます。
本事案に係る健康相談の状況につきましては、委員の御指摘の点も踏まえまして、関係自治体と連携を図る観点から、今後は、情報を提供するなどして、 情報の共有化を図ってまいりたいと考えてございます。
相談内容についてでございますけれども、本年7月13日から8月1日までに当該牛肉に関連する事案といたしまして、 健康相談窓口で受けた相談件数は、合計で22件となってございます。 内訳は、本庁保健福祉部健康安全局で5件、千歳保健所で11件、滝川保健所で4件、釧路保健所で1件、中標津保健所で1件となってございます。
相談内容といたしましては、当該牛肉流通に関する事案の公表のあった地域や施設におきまして、 該当期間中に「焼き肉を食べたが大丈夫か。」ということや「牛肉を買って食べたが大丈夫か。」といった健康上の影響についてのものとなっているところでございます。
これらのうち、千歳市内の飲食店の事案に関連した相談件数は4件でございまして、いずれも千歳保健所で受け付けたものです。「報道された飲食店を利用したが大丈夫か。」という内容であったものでございます。
本事案に係る健康相談の状況につきましては、委員の御指摘の点も踏まえまして、関係自治体と連携を図る観点から、今後は、情報を提供するなどして、 情報の共有化を図ってまいりたいと考えてございます。
○梅尾要一委員
ぜひ、丁寧な情報の提供を心からお願いをしたいと思います。
もう1点はですね、今、質問がありましたけれども、放射線物質が検出された稲わらを給与した牛に関連する道の公表内容について、 この後も千歳市においては、稲わらを食べた牛の牛肉が、販売をされたことになって、時系列的にずっとあるんですけれども、この結果などは、 残念ながら道が情報を持っているだけであって、千歳に次にまた行きましたよという、稲わらを食べた牛肉が販売されてますよという情報は、 一切行ってないんですよ。ほかの関係自治体、みんなそうだと思うんですよ。 この道議会の中で、我々が知り得る情報だけであって大事なこの情報が、ほかの関係自治体に行ってないという現状は、非常に私は憂慮することでないかと、 一緒になってやはりこの対策をとるべきだというふうに思っておりまして、その後、やはり、今、言ったように、どんどんやはり自治体には情報を出していくべきだというふうに思います けれども、その辺、徹底した提供というか体制というか、お願いしたいと思うんですが、その辺はとっていただけるかどうかお聞きをしたいと思います。
ぜひ、丁寧な情報の提供を心からお願いをしたいと思います。
もう1点はですね、今、質問がありましたけれども、放射線物質が検出された稲わらを給与した牛に関連する道の公表内容について、 この後も千歳市においては、稲わらを食べた牛の牛肉が、販売をされたことになって、時系列的にずっとあるんですけれども、この結果などは、 残念ながら道が情報を持っているだけであって、千歳に次にまた行きましたよという、稲わらを食べた牛肉が販売されてますよという情報は、 一切行ってないんですよ。ほかの関係自治体、みんなそうだと思うんですよ。 この道議会の中で、我々が知り得る情報だけであって大事なこの情報が、ほかの関係自治体に行ってないという現状は、非常に私は憂慮することでないかと、 一緒になってやはりこの対策をとるべきだというふうに思っておりまして、その後、やはり、今、言ったように、どんどんやはり自治体には情報を出していくべきだというふうに思います けれども、その辺、徹底した提供というか体制というか、お願いしたいと思うんですが、その辺はとっていただけるかどうかお聞きをしたいと思います。
○高橋健康安全局参事
市町村への情報提供についてでございますが、今回の一連の事案におきまして、一部、関係自治体への情報提供が行われていなかったことが判明しましたことから、 道立保健所に対しまして、本件の公表に当たりましては、関係自治体への連絡を徹底するよう指導したところでございます。
今後とも、関係自治体と情報交換を行い、住民の不安解消に努めてまいりたいと考えてございます。
市町村への情報提供についてでございますが、今回の一連の事案におきまして、一部、関係自治体への情報提供が行われていなかったことが判明しましたことから、 道立保健所に対しまして、本件の公表に当たりましては、関係自治体への連絡を徹底するよう指導したところでございます。
今後とも、関係自治体と情報交換を行い、住民の不安解消に努めてまいりたいと考えてございます。
平成23年第9回食と観光対策特別委員会
○梅尾要一委員
ただいま、高病原性鳥インフルエンザに係る道の対応について、報告があったところでありますが、この鳥インフルエンザについては、一たび発生すれば、道路の通行制限や消毒作業など、発生農場のみならず、地域のさまざまな経済活動や住民生活に大きな影響を及ぼす事態に至るものであります。
北海道においては、11月にはシベリアから渡り鳥が本格的に南下することとなり、北上していく来年5月くらいまで気を抜けない期間を迎えることとなりますが、今の御報告を踏まえて、私なりに心配な点について、数点、確認の意味も込めまして、お伺いしてまいりたいというふうに思います。
まず最初に、飼養衛生管理基準等の改正についてお伺いをしたいと思います。
高病原性鳥インフルエンザのみならず、昨年の口蹄疫の発生などを踏まえて、家畜伝染病予防法や飼養衛生管理基準、防疫指針が改訂されたわけでありますが、こうした防疫の取り組みの基本は、私はやはり農場の対応にあると考えております。
そこで、今回の改正で農場等に直接関連した主な改正点などについて改めてお伺いするとともに、道として、改正点を農場等の皆様にどのように周知されているのか、まずお伺いをしたいと思います。
ただいま、高病原性鳥インフルエンザに係る道の対応について、報告があったところでありますが、この鳥インフルエンザについては、一たび発生すれば、道路の通行制限や消毒作業など、発生農場のみならず、地域のさまざまな経済活動や住民生活に大きな影響を及ぼす事態に至るものであります。
北海道においては、11月にはシベリアから渡り鳥が本格的に南下することとなり、北上していく来年5月くらいまで気を抜けない期間を迎えることとなりますが、今の御報告を踏まえて、私なりに心配な点について、数点、確認の意味も込めまして、お伺いしてまいりたいというふうに思います。
まず最初に、飼養衛生管理基準等の改正についてお伺いをしたいと思います。
高病原性鳥インフルエンザのみならず、昨年の口蹄疫の発生などを踏まえて、家畜伝染病予防法や飼養衛生管理基準、防疫指針が改訂されたわけでありますが、こうした防疫の取り組みの基本は、私はやはり農場の対応にあると考えております。
そこで、今回の改正で農場等に直接関連した主な改正点などについて改めてお伺いするとともに、道として、改正点を農場等の皆様にどのように周知されているのか、まずお伺いをしたいと思います。
○奥田畜産振興課家畜衛生担当課長
農場等に関連した主な改正点でございますが、今回の一連の改正では、まず、家畜伝染病予防法において、農場段階の取り組みとして、家禽としての鶏、アヒル、ウズラ、キジ、ダチョウ、ホロホロ鳥、七面鳥の飼養者は、消毒設備を設置し、出入りする人、物品、車両を消毒することが義務づけされたところでございます。
また、省令で定める飼養衛生管理基準を遵守するとともに、家畜保健衛生所に対し、毎年、飼養状況とあわせ、その取り組み状況などについて報告することや、国が定める特定症状を示した家禽に関しては、所有者は速やかに届け出ることなどが義務づけられております。
一方、飼養衛生管理基準の改訂では、飼養区域への野生動物等による病原体の侵入防止に向けた取り組みや、発生した場合の埋却地等の準備、さらには出入りする人の記録の作成及び保管などが義務づけされたところです。
また、防疫指針の改訂では、従来の指針が、万が一発生した際の対応に関し規定されていたものが、今回は平常時の対応を含め、関係機関、団体の役割が明確化されたほか、農場に関連するものとしては、発生時における移動制限の範囲が縮小されました。
道では、こうしたさまざまな改正点について、ホームページなどで公表するとともに、家畜保健衛生所の職員が飼養農場に立ち入る際に、こうした改正点について、直接、周知を図っております。
さらに、総合振興局や振興局段階で開催している各種会議等を通じ、市町村やJAなどの関係者への周知を図っており、農場関係者を対象とした説明会や広報紙、ファクシミリなどを活用して、情報提供に努めております。
農場等に関連した主な改正点でございますが、今回の一連の改正では、まず、家畜伝染病予防法において、農場段階の取り組みとして、家禽としての鶏、アヒル、ウズラ、キジ、ダチョウ、ホロホロ鳥、七面鳥の飼養者は、消毒設備を設置し、出入りする人、物品、車両を消毒することが義務づけされたところでございます。
また、省令で定める飼養衛生管理基準を遵守するとともに、家畜保健衛生所に対し、毎年、飼養状況とあわせ、その取り組み状況などについて報告することや、国が定める特定症状を示した家禽に関しては、所有者は速やかに届け出ることなどが義務づけられております。
一方、飼養衛生管理基準の改訂では、飼養区域への野生動物等による病原体の侵入防止に向けた取り組みや、発生した場合の埋却地等の準備、さらには出入りする人の記録の作成及び保管などが義務づけされたところです。
また、防疫指針の改訂では、従来の指針が、万が一発生した際の対応に関し規定されていたものが、今回は平常時の対応を含め、関係機関、団体の役割が明確化されたほか、農場に関連するものとしては、発生時における移動制限の範囲が縮小されました。
道では、こうしたさまざまな改正点について、ホームページなどで公表するとともに、家畜保健衛生所の職員が飼養農場に立ち入る際に、こうした改正点について、直接、周知を図っております。
さらに、総合振興局や振興局段階で開催している各種会議等を通じ、市町村やJAなどの関係者への周知を図っており、農場関係者を対象とした説明会や広報紙、ファクシミリなどを活用して、情報提供に努めております。
○梅尾要一委員
次に防疫演習についてお伺いをしたいと思います。鳥インフルエンザのシーズンを迎え、各振興局などが主催となった防疫演習の開催について、新聞報道を目にするところでありますが、地域等では防疫演習はどのくらい実施されているのか。また、今年度の計画と、これまでの実績についてお伺いをしたいと思います。
次に防疫演習についてお伺いをしたいと思います。鳥インフルエンザのシーズンを迎え、各振興局などが主催となった防疫演習の開催について、新聞報道を目にするところでありますが、地域等では防疫演習はどのくらい実施されているのか。また、今年度の計画と、これまでの実績についてお伺いをしたいと思います。
○奥田畜産振興課家畜衛生担当課長
防疫演習についてでございますが、道としては、これまでも、道内において鳥インフルエンザが万が一に発生した場合、迅速、的確な初動がなされるよう、移動制限区域や消毒ポイントの設定、さらには、制限区域内の農家の把握や必要資材、人材の確保など、 各種の防疫シミュレーションを内容とする防疫演習に鋭意、取り組んできたところです。
こうした中、今年度の計画については、野鳥の渡りの時期や、家禽の飼養密度といった地域事情も勘案しながら、各総合振興局、振興局段階において、鳥インフルエンザへの対応を直接のテーマとして、23回の演習の実施を予定し、既に、4月から計画的に実施してきております。10月末までに16回の演習に取り組んできたところです。
なお、こうした取り組みに加え、農林水産省が都道府県を対象に全国演習を実施しており、北海道では、10月24日に発生農場の指定を受け、机上演習を実施したところでございます。
また、11月4日には、口蹄疫を主体とはしているものの、十勝管内の音更町で、全道規模の実地・体験型の防疫演習を予定しており、この中では、鳥インフルエンザとも共通する埋却や消毒ポイントといった留意点などについて、関係者への指導の徹底を図ることとしております。
防疫演習についてでございますが、道としては、これまでも、道内において鳥インフルエンザが万が一に発生した場合、迅速、的確な初動がなされるよう、移動制限区域や消毒ポイントの設定、さらには、制限区域内の農家の把握や必要資材、人材の確保など、 各種の防疫シミュレーションを内容とする防疫演習に鋭意、取り組んできたところです。
こうした中、今年度の計画については、野鳥の渡りの時期や、家禽の飼養密度といった地域事情も勘案しながら、各総合振興局、振興局段階において、鳥インフルエンザへの対応を直接のテーマとして、23回の演習の実施を予定し、既に、4月から計画的に実施してきております。10月末までに16回の演習に取り組んできたところです。
なお、こうした取り組みに加え、農林水産省が都道府県を対象に全国演習を実施しており、北海道では、10月24日に発生農場の指定を受け、机上演習を実施したところでございます。
また、11月4日には、口蹄疫を主体とはしているものの、十勝管内の音更町で、全道規模の実地・体験型の防疫演習を予定しており、この中では、鳥インフルエンザとも共通する埋却や消毒ポイントといった留意点などについて、関係者への指導の徹底を図ることとしております。
○梅尾要一委員
次にですね、3点目でありますけども、小規模の飼養者への指導についてであります。
先ほどの報告では、渡りのシーズン前の9月には100羽以上の家禽飼養農場、248戸すべてについて指導が行なわれたという報告を受けたわけでございますが、それ以外の小規模な飼養者への対応についても気になるところでありまして、道内には100羽未満の施設はどの程度あって、こうした小規模な飼養者に対しては、その指導はどのように行っているのか、お伺いをしたいと思います。
次にですね、3点目でありますけども、小規模の飼養者への指導についてであります。
先ほどの報告では、渡りのシーズン前の9月には100羽以上の家禽飼養農場、248戸すべてについて指導が行なわれたという報告を受けたわけでございますが、それ以外の小規模な飼養者への対応についても気になるところでありまして、道内には100羽未満の施設はどの程度あって、こうした小規模な飼養者に対しては、その指導はどのように行っているのか、お伺いをしたいと思います。
○奥田畜産振興課家畜衛生担当課長
小規模の飼養者への指導についてでございますが、道内で100羽未満の家禽を飼養している施設は、本年3月末時点で、726戸と把握しております。
こうした中、今回、道では、家畜保健衛生所と市町村やJAなどと連携を図りながら、広報紙・ファクシミリの利用や飼養者への巡回などさまざまな手法を用いて、こうした報告義務の周知と、衛生管理の徹底について、現在、指導に取り組んでいるところです。
小規模の飼養者への指導についてでございますが、道内で100羽未満の家禽を飼養している施設は、本年3月末時点で、726戸と把握しております。
こうした中、今回、道では、家畜保健衛生所と市町村やJAなどと連携を図りながら、広報紙・ファクシミリの利用や飼養者への巡回などさまざまな手法を用いて、こうした報告義務の周知と、衛生管理の徹底について、現在、指導に取り組んでいるところです。
○梅尾要一委員
4点目としてですね、これから迎える厳冬期の消毒作業についてであります。
鳥インフルエンザの侵入防止に向けては、農場段階での飼養施設の周りや、出入りする人や車の消毒の徹底が基本でありまして、道としてもそうした指導をきめ細かに実施しているのは、今報告があったとおり承知しております。
しかしながら、北海道は積雪寒冷であり、特に厳冬期においては消毒液が凍りついてしまったりですね、石灰では、降雪により埋もれてしまったり、その効果が非常に心配されるところでありますが、こうした問題を含めて、道は、どのように現地指導を行っているのか、お伺いをしたいと思います。
4点目としてですね、これから迎える厳冬期の消毒作業についてであります。
鳥インフルエンザの侵入防止に向けては、農場段階での飼養施設の周りや、出入りする人や車の消毒の徹底が基本でありまして、道としてもそうした指導をきめ細かに実施しているのは、今報告があったとおり承知しております。
しかしながら、北海道は積雪寒冷であり、特に厳冬期においては消毒液が凍りついてしまったりですね、石灰では、降雪により埋もれてしまったり、その効果が非常に心配されるところでありますが、こうした問題を含めて、道は、どのように現地指導を行っているのか、お伺いをしたいと思います。
○奥田畜産振興課家畜衛生担当課長
厳冬期の消毒についてでございますが、家畜伝染病予防法の改正に伴い、国は、冬期間においても帯状に消石灰を散布した消毒帯、いわゆる消石灰帯を設けることなどにより、飼養者の靴底や車両の消毒の徹底を図るなど、農場段階での防疫措置について、できる限りの対応を求めているところです。
このため、道としましては、農場への出入り口における消石灰帯の設置に加えて、消毒槽には、粉剤である消石灰を使用することや、液剤を使用する場合にあっては、凍結防止の観点から、不凍液と混合したり、消毒槽を屋内の出入り口近くに設置するなどの工夫や留意点について、道のホームページで紹介するとともに、家畜保健衛生所の指導や各種研修会など周知していくこととしております。
厳冬期の消毒についてでございますが、家畜伝染病予防法の改正に伴い、国は、冬期間においても帯状に消石灰を散布した消毒帯、いわゆる消石灰帯を設けることなどにより、飼養者の靴底や車両の消毒の徹底を図るなど、農場段階での防疫措置について、できる限りの対応を求めているところです。
このため、道としましては、農場への出入り口における消石灰帯の設置に加えて、消毒槽には、粉剤である消石灰を使用することや、液剤を使用する場合にあっては、凍結防止の観点から、不凍液と混合したり、消毒槽を屋内の出入り口近くに設置するなどの工夫や留意点について、道のホームページで紹介するとともに、家畜保健衛生所の指導や各種研修会など周知していくこととしております。
○梅尾要一委員
次に5点目でありますけど、野鳥の簡易検査についてお伺いしたいと思います。
今の報告では、昨シーズンは161件の死亡野鳥について簡易検査を実施したとのことでありますが、検査の迅速性については、昨年から課題とされているところでありまして、私としては、今回の簡易検査に係る総合振興局並びに振興局での全面的な実施、切りかえを評価するところであります。こうした簡易検査は既にスタートしているのか、まず、お伺いをしたいと思います。また、こうした取り組みについては、地域の皆さんからの情報提供といった協力も必要不可欠でありますが、道民に対してどのように協力を呼びかけておられるのか、この辺をお伺いしたいと思います。
次に5点目でありますけど、野鳥の簡易検査についてお伺いしたいと思います。
今の報告では、昨シーズンは161件の死亡野鳥について簡易検査を実施したとのことでありますが、検査の迅速性については、昨年から課題とされているところでありまして、私としては、今回の簡易検査に係る総合振興局並びに振興局での全面的な実施、切りかえを評価するところであります。こうした簡易検査は既にスタートしているのか、まず、お伺いをしたいと思います。また、こうした取り組みについては、地域の皆さんからの情報提供といった協力も必要不可欠でありますが、道民に対してどのように協力を呼びかけておられるのか、この辺をお伺いしたいと思います。
○白鳥自然環境課特定生物担当課長
死亡野鳥の簡易検査の実施などについてでありますが、道では、平成20年11月に策定しました「北海道における野鳥の高病原性鳥インフルエンザに係る対応マニュアル」を10月6日付で改定し、各振興局において死亡野鳥の簡易検査を実施することとしたところであり、各振興局では簡易検査を実施する場所の確保や検査機器等を整備するなどして、いつでも検査を実施できるよう万全を期しているところでございます。
また、地域の皆様からの情報提供に備えるため、高病原性鳥インフルエンザに係る知識や野鳥との接し方、死亡野鳥等を発見した際の振興局への連絡先を記載したリーフレットを作成し、各市町村の野鳥の観察施設等での掲示や配布を依頼するとともに、道のホームページにも掲載し、死亡野鳥に係る情報提供の窓口について道民の皆様に、広く周知を行うなどして、協力を呼びかけているところでございます。
死亡野鳥の簡易検査の実施などについてでありますが、道では、平成20年11月に策定しました「北海道における野鳥の高病原性鳥インフルエンザに係る対応マニュアル」を10月6日付で改定し、各振興局において死亡野鳥の簡易検査を実施することとしたところであり、各振興局では簡易検査を実施する場所の確保や検査機器等を整備するなどして、いつでも検査を実施できるよう万全を期しているところでございます。
また、地域の皆様からの情報提供に備えるため、高病原性鳥インフルエンザに係る知識や野鳥との接し方、死亡野鳥等を発見した際の振興局への連絡先を記載したリーフレットを作成し、各市町村の野鳥の観察施設等での掲示や配布を依頼するとともに、道のホームページにも掲載し、死亡野鳥に係る情報提供の窓口について道民の皆様に、広く周知を行うなどして、協力を呼びかけているところでございます。
○梅尾要一委員
6点目でありますけど、国内侵入への早期発見や病原性の早期判明について、お伺いしたいと思います。
先ほど、各振興局において簡易検査を実施するなどの対応強化について答弁がありましたが、高病原性鳥インフルエンザの早期発見や病原性の早期判明には、死亡野鳥検査の適切な実施に努めることが必要でありまして、死亡野鳥の感染リスク等に応じた回収の効率化が重要と考えるところであります。
その道の対応についてお伺いをしたいと思います
6点目でありますけど、国内侵入への早期発見や病原性の早期判明について、お伺いしたいと思います。
先ほど、各振興局において簡易検査を実施するなどの対応強化について答弁がありましたが、高病原性鳥インフルエンザの早期発見や病原性の早期判明には、死亡野鳥検査の適切な実施に努めることが必要でありまして、死亡野鳥の感染リスク等に応じた回収の効率化が重要と考えるところであります。
その道の対応についてお伺いをしたいと思います
○白鳥自然環境課特定生物担当課長
死亡野鳥の検査、回収の効率化についてでありますが、環境省では、昨年度、高病原性鳥インフルエンザが全国各地で相次いで発生したことから、その早期発見、早期判明に向けた回収の効率化等が必要との観点から、このたび、リスク種の見直し等、マニュアルの改定を行ったところであります。
改定後のマニュアルでは、野鳥のリスク種を、従前の1区分から3区分へと細分化するとともに、感受性が最も高いオオハクチョウなど、リスクの高い種については、死亡野鳥1羽から検査することとし、効率化が図られたところでございます。
道におきましても、環境省のマニュアルに準じまして、道のマニュアルを改定し、死亡野鳥の効率的な回収及び簡易検査の迅速な実施を行うこととしたところであり、その円滑な遂行に努めてまいります。
死亡野鳥の検査、回収の効率化についてでありますが、環境省では、昨年度、高病原性鳥インフルエンザが全国各地で相次いで発生したことから、その早期発見、早期判明に向けた回収の効率化等が必要との観点から、このたび、リスク種の見直し等、マニュアルの改定を行ったところであります。
改定後のマニュアルでは、野鳥のリスク種を、従前の1区分から3区分へと細分化するとともに、感受性が最も高いオオハクチョウなど、リスクの高い種については、死亡野鳥1羽から検査することとし、効率化が図られたところでございます。
道におきましても、環境省のマニュアルに準じまして、道のマニュアルを改定し、死亡野鳥の効率的な回収及び簡易検査の迅速な実施を行うこととしたところであり、その円滑な遂行に努めてまいります。
○梅尾要一委員
次に、近隣諸国での発生を踏まえた道内の対応について、お伺いしたいと思います。
国内への侵入を阻止する上で、韓国、中国、ロシア等の近隣諸国での発生を、いち早く情報を収集することは重要なことであると認識をしております。
そこで、高病原性鳥インフルエンザの海外での発生に係る情報を、直接発生国から入手するなどの速やかな収集方法と、道内への周知について、このことについてお伺いしたいと思います。
次に、近隣諸国での発生を踏まえた道内の対応について、お伺いしたいと思います。
国内への侵入を阻止する上で、韓国、中国、ロシア等の近隣諸国での発生を、いち早く情報を収集することは重要なことであると認識をしております。
そこで、高病原性鳥インフルエンザの海外での発生に係る情報を、直接発生国から入手するなどの速やかな収集方法と、道内への周知について、このことについてお伺いしたいと思います。
○奥田畜産振興課家畜衛生担当課長
近隣諸国での発生を踏まえた対応についてでございますが、海外で高病原性鳥インフルエンザなどの伝染病が発生した場合、貿易協定により食肉等の輸入の停止措置がとられますことから、我が国におきましては、その情報源としては、国際的 な機関である「国際獣疫事務局」いわゆるOIEに発生国から情報が集約されて、OIEが真贋を確認した上で、178カ国の加盟国に通知するものを利用することとしております。
また、OIEの情報は、ホームページで公表されているところです。
これまで、道としては、OIEのホームページを毎日チェックし、情報を集めるとともに、近隣諸国での発生の情報を入手した場合には、国にも情報を確認した後に、関係機関、団体を通じて家禽飼養者に対し、発生情報を提供し注意喚起に努めてきたところです。
こうした中、国が、今回の防疫指針の改定により、海外での発生状況等をすべての家禽飼養者、関係団体に周知することを明確にしたことから、道としましては、今後とも、正確な情報収集に努めるとともに、関係機関、団体や家禽飼養者に迅速な情報の提供を行ってまいる考えでございます。
近隣諸国での発生を踏まえた対応についてでございますが、海外で高病原性鳥インフルエンザなどの伝染病が発生した場合、貿易協定により食肉等の輸入の停止措置がとられますことから、我が国におきましては、その情報源としては、国際的 な機関である「国際獣疫事務局」いわゆるOIEに発生国から情報が集約されて、OIEが真贋を確認した上で、178カ国の加盟国に通知するものを利用することとしております。
また、OIEの情報は、ホームページで公表されているところです。
これまで、道としては、OIEのホームページを毎日チェックし、情報を集めるとともに、近隣諸国での発生の情報を入手した場合には、国にも情報を確認した後に、関係機関、団体を通じて家禽飼養者に対し、発生情報を提供し注意喚起に努めてきたところです。
こうした中、国が、今回の防疫指針の改定により、海外での発生状況等をすべての家禽飼養者、関係団体に周知することを明確にしたことから、道としましては、今後とも、正確な情報収集に努めるとともに、関係機関、団体や家禽飼養者に迅速な情報の提供を行ってまいる考えでございます。
○梅尾要一委員
最後でありますけれども、今後の対応についてということで、私なりに今、気になる点について7点についてお伺いをさせていただきました。
その侵入防止に向けては、飼養農場のみならず、行政や関係団体、さらには道民の皆さんの協力も得て、総合的に対応していくことが必要と考えております。
そこで、最後でありますけれども、本道での高病原性鳥インフルエンザの発生防止に向けて、推進監の決意と今後の対応についてお伺いをしたいと思います。
最後でありますけれども、今後の対応についてということで、私なりに今、気になる点について7点についてお伺いをさせていただきました。
その侵入防止に向けては、飼養農場のみならず、行政や関係団体、さらには道民の皆さんの協力も得て、総合的に対応していくことが必要と考えております。
そこで、最後でありますけれども、本道での高病原性鳥インフルエンザの発生防止に向けて、推進監の決意と今後の対応についてお伺いをしたいと思います。
○岡﨑食の安全推進監
高病原性鳥インフルエンザに係る今後の対応についてでございますが、高病原性鳥インフルエンザにつきましては、道内において、万が一家禽類に伝染すれば、発生農場はもとより、畜産業などの関連産業や道民生活などに大きな影響を及ぼすこととなり、何としても、その発生を防止しなければならないと考えているところでございます。
こうした中、ことしも野鳥の渡りのシーズンを迎えておりますので、道といたしましては、「北海道高病原性鳥インフルエンザ警戒本部」のもと、その発生防止に向けまして、市町村や関係団体との連携を図りながら、死亡野鳥の迅速なモニタリングなどにより、鳥インフルエン ザウイルスの動向を的確に把握し、情報提供するほか、農場段階における野生鳥獣の進入防止や消毒の徹底など飼養衛生管理の強化を指導するとともに、万が一の発生に備えて、被害の拡大を防ぐための防疫演習を計画的に実施するなどにより、地域全体での防疫体制の充実強化を 図るなど、本道において、高病原性鳥インフルエンザの被害が発生することのないよう、緊張感を持ってしっかり取り組んでまいりたいと考えております。
以上でございます。
高病原性鳥インフルエンザに係る今後の対応についてでございますが、高病原性鳥インフルエンザにつきましては、道内において、万が一家禽類に伝染すれば、発生農場はもとより、畜産業などの関連産業や道民生活などに大きな影響を及ぼすこととなり、何としても、その発生を防止しなければならないと考えているところでございます。
こうした中、ことしも野鳥の渡りのシーズンを迎えておりますので、道といたしましては、「北海道高病原性鳥インフルエンザ警戒本部」のもと、その発生防止に向けまして、市町村や関係団体との連携を図りながら、死亡野鳥の迅速なモニタリングなどにより、鳥インフルエン ザウイルスの動向を的確に把握し、情報提供するほか、農場段階における野生鳥獣の進入防止や消毒の徹底など飼養衛生管理の強化を指導するとともに、万が一の発生に備えて、被害の拡大を防ぐための防疫演習を計画的に実施するなどにより、地域全体での防疫体制の充実強化を 図るなど、本道において、高病原性鳥インフルエンザの被害が発生することのないよう、緊張感を持ってしっかり取り組んでまいりたいと考えております。
以上でございます。
○梅尾要一委員
今、推進監の決意と今後の対応について御答弁をいただきました。その対応に関しては、家畜保健衛生所の獣医師を初め、関係職員の方々には、夜間や土日を含めた対応も出てくることから、大変、今後御苦労をおかけするということになると思います。
しかし、冒頭申し上げたように、一たび発生ということになりますと、我が千歳を例えてみますと、近隣にはウトナイ湖等々、野鳥の宝庫でありますし、その隣には石狩の大養鶏場、一番の養鶏団地を配する地域でありまして、このことは人ごとではなくて、どうしてもその対策を徹底していただくこと、このことが大事であるというふうに私もまた考えているところでありまして、一たび発生することになると、今お話があったとおり地域のダメージは大変大きなものになりますことから、関係職員等の激励も含めて、ぜひ、しっかり取り組んでいただくことを心からお願いして、質問にさせていただきたいと思います。終わります。
今、推進監の決意と今後の対応について御答弁をいただきました。その対応に関しては、家畜保健衛生所の獣医師を初め、関係職員の方々には、夜間や土日を含めた対応も出てくることから、大変、今後御苦労をおかけするということになると思います。
しかし、冒頭申し上げたように、一たび発生ということになりますと、我が千歳を例えてみますと、近隣にはウトナイ湖等々、野鳥の宝庫でありますし、その隣には石狩の大養鶏場、一番の養鶏団地を配する地域でありまして、このことは人ごとではなくて、どうしてもその対策を徹底していただくこと、このことが大事であるというふうに私もまた考えているところでありまして、一たび発生することになると、今お話があったとおり地域のダメージは大変大きなものになりますことから、関係職員等の激励も含めて、ぜひ、しっかり取り組んでいただくことを心からお願いして、質問にさせていただきたいと思います。終わります。
○梅尾要一委員
ただいま、高病原性鳥インフルエンザに係る道の対応について、報告があったところでありますが、この鳥インフルエンザについては、一たび発生すれば、道路の通行制限や消毒作業など、発生農場のみならず、地域のさまざまな経済活動や住民生活に大きな影響を及ぼす事態に至るものであります。
北海道においては、11月にはシベリアから渡り鳥が本格的に南下することとなり、北上していく来年5月くらいまで気を抜けない期間を迎えることとなりますが、今の御報告を踏まえて、私なりに心配な点について、数点、確認の意味も込めまして、お伺いしてまいりたいというふうに思います。
まず最初に、飼養衛生管理基準等の改正についてお伺いをしたいと思います。
高病原性鳥インフルエンザのみならず、昨年の口蹄疫の発生などを踏まえて、家畜伝染病予防法や飼養衛生管理基準、防疫指針が改訂されたわけでありますが、こうした防疫の取り組みの基本は、私はやはり農場の対応にあると考えております。
そこで、今回の改正で農場等に直接関連した主な改正点などについて改めてお伺いするとともに、道として、改正点を農場等の皆様にどのように周知されているのか、まずお伺いをしたいと思います。
ただいま、高病原性鳥インフルエンザに係る道の対応について、報告があったところでありますが、この鳥インフルエンザについては、一たび発生すれば、道路の通行制限や消毒作業など、発生農場のみならず、地域のさまざまな経済活動や住民生活に大きな影響を及ぼす事態に至るものであります。
北海道においては、11月にはシベリアから渡り鳥が本格的に南下することとなり、北上していく来年5月くらいまで気を抜けない期間を迎えることとなりますが、今の御報告を踏まえて、私なりに心配な点について、数点、確認の意味も込めまして、お伺いしてまいりたいというふうに思います。
まず最初に、飼養衛生管理基準等の改正についてお伺いをしたいと思います。
高病原性鳥インフルエンザのみならず、昨年の口蹄疫の発生などを踏まえて、家畜伝染病予防法や飼養衛生管理基準、防疫指針が改訂されたわけでありますが、こうした防疫の取り組みの基本は、私はやはり農場の対応にあると考えております。
そこで、今回の改正で農場等に直接関連した主な改正点などについて改めてお伺いするとともに、道として、改正点を農場等の皆様にどのように周知されているのか、まずお伺いをしたいと思います。
○奥田畜産振興課家畜衛生担当課長
農場等に関連した主な改正点でございますが、今回の一連の改正では、まず、家畜伝染病予防法において、農場段階の取り組みとして、家禽としての鶏、アヒル、ウズラ、キジ、ダチョウ、ホロホロ鳥、七面鳥の飼養者は、消毒設備を設置し、出入りする人、物品、車両を消毒することが義務づけされたところでございます。
また、省令で定める飼養衛生管理基準を遵守するとともに、家畜保健衛生所に対し、毎年、飼養状況とあわせ、その取り組み状況などについて報告することや、国が定める特定症状を示した家禽に関しては、所有者は速やかに届け出ることなどが義務づけられております。
一方、飼養衛生管理基準の改訂では、飼養区域への野生動物等による病原体の侵入防止に向けた取り組みや、発生した場合の埋却地等の準備、さらには出入りする人の記録の作成及び保管などが義務づけされたところです。
また、防疫指針の改訂では、従来の指針が、万が一発生した際の対応に関し規定されていたものが、今回は平常時の対応を含め、関係機関、団体の役割が明確化されたほか、農場に関連するものとしては、発生時における移動制限の範囲が縮小されました。
道では、こうしたさまざまな改正点について、ホームページなどで公表するとともに、家畜保健衛生所の職員が飼養農場に立ち入る際に、こうした改正点について、直接、周知を図っております。
さらに、総合振興局や振興局段階で開催している各種会議等を通じ、市町村やJAなどの関係者への周知を図っており、農場関係者を対象とした説明会や広報紙、ファクシミリなどを活用して、情報提供に努めております。
農場等に関連した主な改正点でございますが、今回の一連の改正では、まず、家畜伝染病予防法において、農場段階の取り組みとして、家禽としての鶏、アヒル、ウズラ、キジ、ダチョウ、ホロホロ鳥、七面鳥の飼養者は、消毒設備を設置し、出入りする人、物品、車両を消毒することが義務づけされたところでございます。
また、省令で定める飼養衛生管理基準を遵守するとともに、家畜保健衛生所に対し、毎年、飼養状況とあわせ、その取り組み状況などについて報告することや、国が定める特定症状を示した家禽に関しては、所有者は速やかに届け出ることなどが義務づけられております。
一方、飼養衛生管理基準の改訂では、飼養区域への野生動物等による病原体の侵入防止に向けた取り組みや、発生した場合の埋却地等の準備、さらには出入りする人の記録の作成及び保管などが義務づけされたところです。
また、防疫指針の改訂では、従来の指針が、万が一発生した際の対応に関し規定されていたものが、今回は平常時の対応を含め、関係機関、団体の役割が明確化されたほか、農場に関連するものとしては、発生時における移動制限の範囲が縮小されました。
道では、こうしたさまざまな改正点について、ホームページなどで公表するとともに、家畜保健衛生所の職員が飼養農場に立ち入る際に、こうした改正点について、直接、周知を図っております。
さらに、総合振興局や振興局段階で開催している各種会議等を通じ、市町村やJAなどの関係者への周知を図っており、農場関係者を対象とした説明会や広報紙、ファクシミリなどを活用して、情報提供に努めております。
○梅尾要一委員
次に防疫演習についてお伺いをしたいと思います。鳥インフルエンザのシーズンを迎え、各振興局などが主催となった防疫演習の開催について、新聞報道を目にするところでありますが、地域等では防疫演習はどのくらい実施されているのか。また、今年度の計画と、これまでの実績についてお伺いをしたいと思います。
次に防疫演習についてお伺いをしたいと思います。鳥インフルエンザのシーズンを迎え、各振興局などが主催となった防疫演習の開催について、新聞報道を目にするところでありますが、地域等では防疫演習はどのくらい実施されているのか。また、今年度の計画と、これまでの実績についてお伺いをしたいと思います。
○奥田畜産振興課家畜衛生担当課長
防疫演習についてでございますが、道としては、これまでも、道内において鳥インフルエンザが万が一に発生した場合、迅速、的確な初動がなされるよう、移動制限区域や消毒ポイントの設定、さらには、制限区域内の農家の把握や必要資材、人材の確保など、 各種の防疫シミュレーションを内容とする防疫演習に鋭意、取り組んできたところです。
こうした中、今年度の計画については、野鳥の渡りの時期や、家禽の飼養密度といった地域事情も勘案しながら、各総合振興局、振興局段階において、鳥インフルエンザへの対応を直接のテーマとして、23回の演習の実施を予定し、既に、4月から計画的に実施してきております。10月末までに16回の演習に取り組んできたところです。
なお、こうした取り組みに加え、農林水産省が都道府県を対象に全国演習を実施しており、北海道では、10月24日に発生農場の指定を受け、机上演習を実施したところでございます。
また、11月4日には、口蹄疫を主体とはしているものの、十勝管内の音更町で、全道規模の実地・体験型の防疫演習を予定しており、この中では、鳥インフルエンザとも共通する埋却や消毒ポイントといった留意点などについて、関係者への指導の徹底を図ることとしております。
防疫演習についてでございますが、道としては、これまでも、道内において鳥インフルエンザが万が一に発生した場合、迅速、的確な初動がなされるよう、移動制限区域や消毒ポイントの設定、さらには、制限区域内の農家の把握や必要資材、人材の確保など、 各種の防疫シミュレーションを内容とする防疫演習に鋭意、取り組んできたところです。
こうした中、今年度の計画については、野鳥の渡りの時期や、家禽の飼養密度といった地域事情も勘案しながら、各総合振興局、振興局段階において、鳥インフルエンザへの対応を直接のテーマとして、23回の演習の実施を予定し、既に、4月から計画的に実施してきております。10月末までに16回の演習に取り組んできたところです。
なお、こうした取り組みに加え、農林水産省が都道府県を対象に全国演習を実施しており、北海道では、10月24日に発生農場の指定を受け、机上演習を実施したところでございます。
また、11月4日には、口蹄疫を主体とはしているものの、十勝管内の音更町で、全道規模の実地・体験型の防疫演習を予定しており、この中では、鳥インフルエンザとも共通する埋却や消毒ポイントといった留意点などについて、関係者への指導の徹底を図ることとしております。
○梅尾要一委員
次にですね、3点目でありますけども、小規模の飼養者への指導についてであります。
先ほどの報告では、渡りのシーズン前の9月には100羽以上の家禽飼養農場、248戸すべてについて指導が行なわれたという報告を受けたわけでございますが、それ以外の小規模な飼養者への対応についても気になるところでありまして、道内には100羽未満の施設はどの程度あって、こうした小規模な飼養者に対しては、その指導はどのように行っているのか、お伺いをしたいと思います。
次にですね、3点目でありますけども、小規模の飼養者への指導についてであります。
先ほどの報告では、渡りのシーズン前の9月には100羽以上の家禽飼養農場、248戸すべてについて指導が行なわれたという報告を受けたわけでございますが、それ以外の小規模な飼養者への対応についても気になるところでありまして、道内には100羽未満の施設はどの程度あって、こうした小規模な飼養者に対しては、その指導はどのように行っているのか、お伺いをしたいと思います。
○奥田畜産振興課家畜衛生担当課長
小規模の飼養者への指導についてでございますが、道内で100羽未満の家禽を飼養している施設は、本年3月末時点で、726戸と把握しております。
こうした中、今回、道では、家畜保健衛生所と市町村やJAなどと連携を図りながら、広報紙・ファクシミリの利用や飼養者への巡回などさまざまな手法を用いて、こうした報告義務の周知と、衛生管理の徹底について、現在、指導に取り組んでいるところです。
小規模の飼養者への指導についてでございますが、道内で100羽未満の家禽を飼養している施設は、本年3月末時点で、726戸と把握しております。
こうした中、今回、道では、家畜保健衛生所と市町村やJAなどと連携を図りながら、広報紙・ファクシミリの利用や飼養者への巡回などさまざまな手法を用いて、こうした報告義務の周知と、衛生管理の徹底について、現在、指導に取り組んでいるところです。
○梅尾要一委員
4点目としてですね、これから迎える厳冬期の消毒作業についてであります。
鳥インフルエンザの侵入防止に向けては、農場段階での飼養施設の周りや、出入りする人や車の消毒の徹底が基本でありまして、道としてもそうした指導をきめ細かに実施しているのは、今報告があったとおり承知しております。
しかしながら、北海道は積雪寒冷であり、特に厳冬期においては消毒液が凍りついてしまったりですね、石灰では、降雪により埋もれてしまったり、その効果が非常に心配されるところでありますが、こうした問題を含めて、道は、どのように現地指導を行っているのか、お伺いをしたいと思います。
4点目としてですね、これから迎える厳冬期の消毒作業についてであります。
鳥インフルエンザの侵入防止に向けては、農場段階での飼養施設の周りや、出入りする人や車の消毒の徹底が基本でありまして、道としてもそうした指導をきめ細かに実施しているのは、今報告があったとおり承知しております。
しかしながら、北海道は積雪寒冷であり、特に厳冬期においては消毒液が凍りついてしまったりですね、石灰では、降雪により埋もれてしまったり、その効果が非常に心配されるところでありますが、こうした問題を含めて、道は、どのように現地指導を行っているのか、お伺いをしたいと思います。
○奥田畜産振興課家畜衛生担当課長
厳冬期の消毒についてでございますが、家畜伝染病予防法の改正に伴い、国は、冬期間においても帯状に消石灰を散布した消毒帯、いわゆる消石灰帯を設けることなどにより、飼養者の靴底や車両の消毒の徹底を図るなど、農場段階での防疫措置について、できる限りの対応を求めているところです。
このため、道としましては、農場への出入り口における消石灰帯の設置に加えて、消毒槽には、粉剤である消石灰を使用することや、液剤を使用する場合にあっては、凍結防止の観点から、不凍液と混合したり、消毒槽を屋内の出入り口近くに設置するなどの工夫や留意点について、道のホームページで紹介するとともに、家畜保健衛生所の指導や各種研修会など周知していくこととしております。
厳冬期の消毒についてでございますが、家畜伝染病予防法の改正に伴い、国は、冬期間においても帯状に消石灰を散布した消毒帯、いわゆる消石灰帯を設けることなどにより、飼養者の靴底や車両の消毒の徹底を図るなど、農場段階での防疫措置について、できる限りの対応を求めているところです。
このため、道としましては、農場への出入り口における消石灰帯の設置に加えて、消毒槽には、粉剤である消石灰を使用することや、液剤を使用する場合にあっては、凍結防止の観点から、不凍液と混合したり、消毒槽を屋内の出入り口近くに設置するなどの工夫や留意点について、道のホームページで紹介するとともに、家畜保健衛生所の指導や各種研修会など周知していくこととしております。
○梅尾要一委員
次に5点目でありますけど、野鳥の簡易検査についてお伺いしたいと思います。
今の報告では、昨シーズンは161件の死亡野鳥について簡易検査を実施したとのことでありますが、検査の迅速性については、昨年から課題とされているところでありまして、私としては、今回の簡易検査に係る総合振興局並びに振興局での全面的な実施、切りかえを評価するところであります。こうした簡易検査は既にスタートしているのか、まず、お伺いをしたいと思います。また、こうした取り組みについては、地域の皆さんからの情報提供といった協力も必要不可欠でありますが、道民に対してどのように協力を呼びかけておられるのか、この辺をお伺いしたいと思います。
次に5点目でありますけど、野鳥の簡易検査についてお伺いしたいと思います。
今の報告では、昨シーズンは161件の死亡野鳥について簡易検査を実施したとのことでありますが、検査の迅速性については、昨年から課題とされているところでありまして、私としては、今回の簡易検査に係る総合振興局並びに振興局での全面的な実施、切りかえを評価するところであります。こうした簡易検査は既にスタートしているのか、まず、お伺いをしたいと思います。また、こうした取り組みについては、地域の皆さんからの情報提供といった協力も必要不可欠でありますが、道民に対してどのように協力を呼びかけておられるのか、この辺をお伺いしたいと思います。
○白鳥自然環境課特定生物担当課長
死亡野鳥の簡易検査の実施などについてでありますが、道では、平成20年11月に策定しました「北海道における野鳥の高病原性鳥インフルエンザに係る対応マニュアル」を10月6日付で改定し、各振興局において死亡野鳥の簡易検査を実施することとしたところであり、各振興局では簡易検査を実施する場所の確保や検査機器等を整備するなどして、いつでも検査を実施できるよう万全を期しているところでございます。
また、地域の皆様からの情報提供に備えるため、高病原性鳥インフルエンザに係る知識や野鳥との接し方、死亡野鳥等を発見した際の振興局への連絡先を記載したリーフレットを作成し、各市町村の野鳥の観察施設等での掲示や配布を依頼するとともに、道のホームページにも掲載し、死亡野鳥に係る情報提供の窓口について道民の皆様に、広く周知を行うなどして、協力を呼びかけているところでございます。
死亡野鳥の簡易検査の実施などについてでありますが、道では、平成20年11月に策定しました「北海道における野鳥の高病原性鳥インフルエンザに係る対応マニュアル」を10月6日付で改定し、各振興局において死亡野鳥の簡易検査を実施することとしたところであり、各振興局では簡易検査を実施する場所の確保や検査機器等を整備するなどして、いつでも検査を実施できるよう万全を期しているところでございます。
また、地域の皆様からの情報提供に備えるため、高病原性鳥インフルエンザに係る知識や野鳥との接し方、死亡野鳥等を発見した際の振興局への連絡先を記載したリーフレットを作成し、各市町村の野鳥の観察施設等での掲示や配布を依頼するとともに、道のホームページにも掲載し、死亡野鳥に係る情報提供の窓口について道民の皆様に、広く周知を行うなどして、協力を呼びかけているところでございます。
○梅尾要一委員
6点目でありますけど、国内侵入への早期発見や病原性の早期判明について、お伺いしたいと思います。
先ほど、各振興局において簡易検査を実施するなどの対応強化について答弁がありましたが、高病原性鳥インフルエンザの早期発見や病原性の早期判明には、死亡野鳥検査の適切な実施に努めることが必要でありまして、死亡野鳥の感染リスク等に応じた回収の効率化が重要と考えるところであります。
その道の対応についてお伺いをしたいと思います
6点目でありますけど、国内侵入への早期発見や病原性の早期判明について、お伺いしたいと思います。
先ほど、各振興局において簡易検査を実施するなどの対応強化について答弁がありましたが、高病原性鳥インフルエンザの早期発見や病原性の早期判明には、死亡野鳥検査の適切な実施に努めることが必要でありまして、死亡野鳥の感染リスク等に応じた回収の効率化が重要と考えるところであります。
その道の対応についてお伺いをしたいと思います
○白鳥自然環境課特定生物担当課長
死亡野鳥の検査、回収の効率化についてでありますが、環境省では、昨年度、高病原性鳥インフルエンザが全国各地で相次いで発生したことから、その早期発見、早期判明に向けた回収の効率化等が必要との観点から、このたび、リスク種の見直し等、マニュアルの改定を行ったところであります。
改定後のマニュアルでは、野鳥のリスク種を、従前の1区分から3区分へと細分化するとともに、感受性が最も高いオオハクチョウなど、リスクの高い種については、死亡野鳥1羽から検査することとし、効率化が図られたところでございます。
道におきましても、環境省のマニュアルに準じまして、道のマニュアルを改定し、死亡野鳥の効率的な回収及び簡易検査の迅速な実施を行うこととしたところであり、その円滑な遂行に努めてまいります。
死亡野鳥の検査、回収の効率化についてでありますが、環境省では、昨年度、高病原性鳥インフルエンザが全国各地で相次いで発生したことから、その早期発見、早期判明に向けた回収の効率化等が必要との観点から、このたび、リスク種の見直し等、マニュアルの改定を行ったところであります。
改定後のマニュアルでは、野鳥のリスク種を、従前の1区分から3区分へと細分化するとともに、感受性が最も高いオオハクチョウなど、リスクの高い種については、死亡野鳥1羽から検査することとし、効率化が図られたところでございます。
道におきましても、環境省のマニュアルに準じまして、道のマニュアルを改定し、死亡野鳥の効率的な回収及び簡易検査の迅速な実施を行うこととしたところであり、その円滑な遂行に努めてまいります。
○梅尾要一委員
次に、近隣諸国での発生を踏まえた道内の対応について、お伺いしたいと思います。
国内への侵入を阻止する上で、韓国、中国、ロシア等の近隣諸国での発生を、いち早く情報を収集することは重要なことであると認識をしております。
そこで、高病原性鳥インフルエンザの海外での発生に係る情報を、直接発生国から入手するなどの速やかな収集方法と、道内への周知について、このことについてお伺いしたいと思います。
次に、近隣諸国での発生を踏まえた道内の対応について、お伺いしたいと思います。
国内への侵入を阻止する上で、韓国、中国、ロシア等の近隣諸国での発生を、いち早く情報を収集することは重要なことであると認識をしております。
そこで、高病原性鳥インフルエンザの海外での発生に係る情報を、直接発生国から入手するなどの速やかな収集方法と、道内への周知について、このことについてお伺いしたいと思います。
○奥田畜産振興課家畜衛生担当課長
近隣諸国での発生を踏まえた対応についてでございますが、海外で高病原性鳥インフルエンザなどの伝染病が発生した場合、貿易協定により食肉等の輸入の停止措置がとられますことから、我が国におきましては、その情報源としては、国際的 な機関である「国際獣疫事務局」いわゆるOIEに発生国から情報が集約されて、OIEが真贋を確認した上で、178カ国の加盟国に通知するものを利用することとしております。
また、OIEの情報は、ホームページで公表されているところです。
これまで、道としては、OIEのホームページを毎日チェックし、情報を集めるとともに、近隣諸国での発生の情報を入手した場合には、国にも情報を確認した後に、関係機関、団体を通じて家禽飼養者に対し、発生情報を提供し注意喚起に努めてきたところです。
こうした中、国が、今回の防疫指針の改定により、海外での発生状況等をすべての家禽飼養者、関係団体に周知することを明確にしたことから、道としましては、今後とも、正確な情報収集に努めるとともに、関係機関、団体や家禽飼養者に迅速な情報の提供を行ってまいる考えでございます。
近隣諸国での発生を踏まえた対応についてでございますが、海外で高病原性鳥インフルエンザなどの伝染病が発生した場合、貿易協定により食肉等の輸入の停止措置がとられますことから、我が国におきましては、その情報源としては、国際的 な機関である「国際獣疫事務局」いわゆるOIEに発生国から情報が集約されて、OIEが真贋を確認した上で、178カ国の加盟国に通知するものを利用することとしております。
また、OIEの情報は、ホームページで公表されているところです。
これまで、道としては、OIEのホームページを毎日チェックし、情報を集めるとともに、近隣諸国での発生の情報を入手した場合には、国にも情報を確認した後に、関係機関、団体を通じて家禽飼養者に対し、発生情報を提供し注意喚起に努めてきたところです。
こうした中、国が、今回の防疫指針の改定により、海外での発生状況等をすべての家禽飼養者、関係団体に周知することを明確にしたことから、道としましては、今後とも、正確な情報収集に努めるとともに、関係機関、団体や家禽飼養者に迅速な情報の提供を行ってまいる考えでございます。
○梅尾要一委員
最後でありますけれども、今後の対応についてということで、私なりに今、気になる点について7点についてお伺いをさせていただきました。
その侵入防止に向けては、飼養農場のみならず、行政や関係団体、さらには道民の皆さんの協力も得て、総合的に対応していくことが必要と考えております。
そこで、最後でありますけれども、本道での高病原性鳥インフルエンザの発生防止に向けて、推進監の決意と今後の対応についてお伺いをしたいと思います。
最後でありますけれども、今後の対応についてということで、私なりに今、気になる点について7点についてお伺いをさせていただきました。
その侵入防止に向けては、飼養農場のみならず、行政や関係団体、さらには道民の皆さんの協力も得て、総合的に対応していくことが必要と考えております。
そこで、最後でありますけれども、本道での高病原性鳥インフルエンザの発生防止に向けて、推進監の決意と今後の対応についてお伺いをしたいと思います。
○岡﨑食の安全推進監
高病原性鳥インフルエンザに係る今後の対応についてでございますが、高病原性鳥インフルエンザにつきましては、道内において、万が一家禽類に伝染すれば、発生農場はもとより、畜産業などの関連産業や道民生活などに大きな影響を及ぼすこととなり、何としても、その発生を防止しなければならないと考えているところでございます。
こうした中、ことしも野鳥の渡りのシーズンを迎えておりますので、道といたしましては、「北海道高病原性鳥インフルエンザ警戒本部」のもと、その発生防止に向けまして、市町村や関係団体との連携を図りながら、死亡野鳥の迅速なモニタリングなどにより、鳥インフルエン ザウイルスの動向を的確に把握し、情報提供するほか、農場段階における野生鳥獣の進入防止や消毒の徹底など飼養衛生管理の強化を指導するとともに、万が一の発生に備えて、被害の拡大を防ぐための防疫演習を計画的に実施するなどにより、地域全体での防疫体制の充実強化を 図るなど、本道において、高病原性鳥インフルエンザの被害が発生することのないよう、緊張感を持ってしっかり取り組んでまいりたいと考えております。
以上でございます。
高病原性鳥インフルエンザに係る今後の対応についてでございますが、高病原性鳥インフルエンザにつきましては、道内において、万が一家禽類に伝染すれば、発生農場はもとより、畜産業などの関連産業や道民生活などに大きな影響を及ぼすこととなり、何としても、その発生を防止しなければならないと考えているところでございます。
こうした中、ことしも野鳥の渡りのシーズンを迎えておりますので、道といたしましては、「北海道高病原性鳥インフルエンザ警戒本部」のもと、その発生防止に向けまして、市町村や関係団体との連携を図りながら、死亡野鳥の迅速なモニタリングなどにより、鳥インフルエン ザウイルスの動向を的確に把握し、情報提供するほか、農場段階における野生鳥獣の進入防止や消毒の徹底など飼養衛生管理の強化を指導するとともに、万が一の発生に備えて、被害の拡大を防ぐための防疫演習を計画的に実施するなどにより、地域全体での防疫体制の充実強化を 図るなど、本道において、高病原性鳥インフルエンザの被害が発生することのないよう、緊張感を持ってしっかり取り組んでまいりたいと考えております。
以上でございます。
○梅尾要一委員
今、推進監の決意と今後の対応について御答弁をいただきました。その対応に関しては、家畜保健衛生所の獣医師を初め、関係職員の方々には、夜間や土日を含めた対応も出てくることから、大変、今後御苦労をおかけするということになると思います。
しかし、冒頭申し上げたように、一たび発生ということになりますと、我が千歳を例えてみますと、近隣にはウトナイ湖等々、野鳥の宝庫でありますし、その隣には石狩の大養鶏場、一番の養鶏団地を配する地域でありまして、このことは人ごとではなくて、どうしてもその対策を徹底していただくこと、このことが大事であるというふうに私もまた考えているところでありまして、一たび発生することになると、今お話があったとおり地域のダメージは大変大きなものになりますことから、関係職員等の激励も含めて、ぜひ、しっかり取り組んでいただくことを心からお願いして、質問にさせていただきたいと思います。終わります。
今、推進監の決意と今後の対応について御答弁をいただきました。その対応に関しては、家畜保健衛生所の獣医師を初め、関係職員の方々には、夜間や土日を含めた対応も出てくることから、大変、今後御苦労をおかけするということになると思います。
しかし、冒頭申し上げたように、一たび発生ということになりますと、我が千歳を例えてみますと、近隣にはウトナイ湖等々、野鳥の宝庫でありますし、その隣には石狩の大養鶏場、一番の養鶏団地を配する地域でありまして、このことは人ごとではなくて、どうしてもその対策を徹底していただくこと、このことが大事であるというふうに私もまた考えているところでありまして、一たび発生することになると、今お話があったとおり地域のダメージは大変大きなものになりますことから、関係職員等の激励も含めて、ぜひ、しっかり取り組んでいただくことを心からお願いして、質問にさせていただきたいと思います。終わります。