蘭越生活館において、新たな一年の平和を祈る新年の儀式「「アシリパノミ」が行われました。
2015.01.11
日 程 平成27年1月11日(日)
場 所 千歳市新星 蘭越生活館
内 容 蘭越生活館において、新たな一年の平和を祈る新年の儀式「アシリパノミ」が行われました。
場 所 千歳市新星 蘭越生活館
内 容 蘭越生活館において、新たな一年の平和を祈る新年の儀式「アシリパノミ」が行われました。
当日は、地元関係者のほか、遠く阿寒アイヌ民族文化保存会の皆さんなど、100人近い出席者が、祭壇と囲炉裏を囲み、儀式の進行を見守りました。
晴れ着と冠を身にまとった祭司が、囲炉裏の「火の神」に昨年一年間の無事を感謝しながら、今年も仲間や家族が安全で健康な良い年を送れますように、という思いを込めて祈りを捧げます。
「火の神」は、人間の言葉や祈りをあらゆる場所に住んでいる他の神々に伝えてくれる役目を果す存在であり、アイヌの儀礼では何事も火の神を通じて執り行われるとのことであります。
このようなアイヌの儀式に参加させていただいて、いつも思うことですが、アイヌの人々は、生活様式が大きく変わった今日でも、人間は自然の恵み(神)によって生かされているという認識と、その恩恵に対する感謝の気持ちを常に忘れないのだなと、今回も改めて感じました。
儀式の後は、引き続き交流会が行われ、阿寒の方々も参加されて、「アイヌ古式舞踊(ウポポ・ホリッパ)」が披露されました。

笑顔の女性は、千歳アイヌ協会副会長の野本敏江さん。
長年にわたって、千歳末広小学校でのアイヌ文化学習の支援や伝統舞踊・工芸品、カムイユカラなどのアイヌ文化の保存、普及活動に努められ、平成26年にアイヌ文化振興・研究推進機構の「アイヌ文化奨励賞」を受賞されました。
前年、ご主人の野本久栄さんが同賞を受賞されたのに引き続き、ご夫婦そろっての栄誉です。
長年にわたって、千歳末広小学校でのアイヌ文化学習の支援や伝統舞踊・工芸品、カムイユカラなどのアイヌ文化の保存、普及活動に努められ、平成26年にアイヌ文化振興・研究推進機構の「アイヌ文化奨励賞」を受賞されました。
前年、ご主人の野本久栄さんが同賞を受賞されたのに引き続き、ご夫婦そろっての栄誉です。




アイヌの伝統的な唄や踊りは、「アイヌ古式舞踊」として国の重要無形民俗文化財に指定されているほか、ユネスコ無形文化遺産に登録されています。
ムックリ(アイヌの竹製の楽器、口琴)の生演奏を初めて拝聴しました。
演奏されたのは、阿寒アイヌ民族文化保存会の方で、口琴の世界大会で上位に入られた方です。
初めて聴くムックリの音色は、何重にも重なって美しくて不思議、「聴く」というよりは、「響いてくる」という感じです。
音色が沁みました、大変感激しました。
ムックリ(アイヌの竹製の楽器、口琴)の生演奏を初めて拝聴しました。
演奏されたのは、阿寒アイヌ民族文化保存会の方で、口琴の世界大会で上位に入られた方です。
初めて聴くムックリの音色は、何重にも重なって美しくて不思議、「聴く」というよりは、「響いてくる」という感じです。
音色が沁みました、大変感激しました。