名水ふれあい公園の上流で「アシリチェプノミ」が行われました。

2014.09.07

日  程 平成26年9月7日(日)
場  所 千歳市
内  容 名水ふれあい公園の上流、蘭越の長沼用水頭首口において、アシリチェプノミ(その年の鮭を迎え感謝する儀式)が行われました。
民族衣装に身を包んだ祭司が丸木舟に乗り、伝統漁具のマレックで水中の鮭を捕獲するところから儀式は粛々と進められます。
明治政府によって河川のサケ漁が規制されて以来、遡上してきた鮭を捕獲して儀式を行うことはできなくなってしまいましたが、昔に近い状態を再現し、鮭を捕獲するところから始めるのは、道内でも千歳だけとのことです。
アイヌの人々は、身の回りにあるものを「神の国から来たもの」、また「神が姿を変えている、神そのもの」と考えています。
長く厳しい冬を前に、大群を成してやってくる鮭を、アイヌの人々は「カムイチェプ(神の魚)」として深い感謝をもって迎え、その命を大事にいただいてきた~思いを馳せながら儀式に参加させていただきました。